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~Sun-Ctus
2018/11/13  [PR]
 

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早朝、王宮に足を向けるユダ。まだ、門は固く閉じられたまま。

「今日、俺の運命は変わるのだろうか…」

明け方、シンの夢を見たのだ。いつものように蔵書室で本を読んでいたシン。ユダに気付くと柔らかな微笑みを投げかけてきた。そして、ユダもいつものように黙って隣に腰を下ろす。二人の間に言葉はない。だが、伝わる言葉。二人の間に流れるゆっくりとした時間。「シン…お前は、夢の中でもいつものお前なのだな」

自然と笑みが零れる。

『だけど、巫女様に占ってもらいたいってヤツはたくさんいるぜ。まぁ、運を天に任せるんだな』

 

カサッ。

背後に人の気配。

門番か何かかと振り返った。こんなに朝早く、門の前をうろついていたら不審に思うだろう。事情を話すべく言葉を探しながら。

「紅い髪の天使…」

ユダに視線の先にいたのは門番ではなかった。

「お前は…」

「侑徒と申します」

『侑徒(ゆうと)』そう名乗ったのは王宮に仕える巫女だった。

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